商品開発まとめ
近年の温暖化で柿がカビる、収穫時に熟して品質が安定しないなどの悩みが市田生産者から声が上がっていました。そこで市田柿以外の関連商品を作って売上を安定させようと商品開発が始まりました。まず思いついたのが柿渋染めでした。市田柿渋研究会から作り方を学び、高森町産業課、農業委員会、生活就労支援センターまいさぽ飯田、明治大学建築・アーバンデザイン研究室、山中屋の協力をいただき柿渋を作りました。しかし実際に柿渋は使えるまでに3年かかるので、今回作った柿渋は使えず、すでに出来ている市田柿の柿渋で商品開発を進めました。南信州は有害鳥獣被害が深刻でその鹿の皮の殆どが破棄されていることを知り、柿渋と鹿革を組みあせることにしました。革は高いので米袋も活用したところ、都会の若者、外国人に好評だったことから米袋も活用したトートバックなどを作りました。東京原宿のアンケートでは若者を中心に市田柿の食感が苦手との結果が出たので飯田駅前のクレープ屋さんCalfCrapeCafeの力を借りてクレープ作りにも挑戦しました。一緒に作った子供たちから、これなら市田柿を食べれるとお墨付きをいただきました。